愛される歯科医院の3つの条件
今や、コンビニエンスストアの数よりも多いといわれている歯科医院。
厚生労働省の調査によると、人口10万人に対して医療施設(病院・診療所)に従事する歯科医師数は平均78.2人。
さらに、歯科医師の数は同調査の前回の調査より1.1名増えており、より競争が激化していると考えられます。
P7 図12 都道府県(従業地)別に見た医療施設に従事する人口10万対歯科医師数
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/12/dl/kekka_2.pdf
平成24年厚生労働省調査より引用
歯科医院や歯科医が増えたため競争が激しくなったばかりでなく、歯科受療率の低下により歯科医院の収入は低下傾向にあります。
つまり、顧客を獲得するための過当競争が起こっているということです。
では、選ばれる歯科医院になるためには、どうすればいいのでしょうか?
歯科医院が選ばれる理由とは?
では、顧客はどのような理由で歯科医院を選ぶのかを見てみましょう。
以下は、「あなたが過去1年以内に治療していた歯科医院を選んだ理由をすべてお知らせください」というアンケート結果です。
株式会社アスマーク 歯の治療に関するアンケートより引用
https://www.asmarq.co.jp/examine/ex2302.html
「家の近所だったので」と回答した人が64.3%と圧倒的に多いことがわかります。
ただし、看板やチラシを見たというデータが4%に満たないことを考えると
家から最も近いから選ばれたというわけではなさそうです。
「家族・知人の評判がよかったので」(22.3%)が理由の3位に挙げられていることから、「評判が良い歯科医院が近所にあった」ために選んだことが推測できます。
生き残る歯科医院になるためには、一度治療に訪れた人が顧客としてリピートしてくれることが大切です。
治療が終わると歯科医院から足が遠のいてしまうのは仕方がないことですが……
周囲の人に話してくれて新規顧客の開拓につながる場合もあるということ。
そのためには、優れた技術や接客を提供するのはもちろん
話題にのぼる歯科医院になることが肝心です。
歯が痛くなくても通いたい歯科医院になるために
近年、虫歯や歯周病は深刻な問題となり、その原因には生活習慣が関係しているといわれています。
ですから、技術の高い治療だけでなく、予防に取り組む歯科医院は顧客から感謝される存在です。
ただ……、治療が終わった人の口内の状態は、歯科医院を訪れてもらわなければわかりませんよね?
そこで、歯が痛くないときでも定期的に通う
「かかりつけの歯科医」を目指す必要があります。
これまでも、定期健診をうながすハガキを出してきたかもしれません。
しかし、事務的なハガキやダイレクトメールでは親近感が生まれません。
「この先生は、いつも自分のことを気にかけてくれている」と顧客が感じることがリピートにつながる歯科医院になる第一歩だということです。
地域で愛される歯科医院になる方法。
「地域で愛される歯科医院」の3つの条件とは、
●顧客がリピートしてくれる
●治療に訪れた人が周囲の人に話してくれる
●困ったときに頼れる「かかりつけ歯科医」である
だといえます。
そんな愛される歯科医院になるためには、患者のひとりひとりに対するアフターケアが必要です。
しかし、口内の状態がわからないのに、その人に合った提案をするのは難しいですよね?
その人が求めている情報を提供するために、定期的に手紙を書いたり、営業の電話をするのでは、時間も労力もかかってしまいます。
ですから、ひとりひとりに合った情報を提供するよりも「あなたのことを気にかけています」というお便りを出すのが効果的です。
忙しいあなたに代わって歯科医と顧客をつなぐツール
それが、ニュースレターです。
ニュースレターを受け取るたびに、その人はあなたのことを思い出し
困ったことがあったときや歯に関することで疑問を感じたときに
あなたの歯科医院に足を運ぶでしょう。
それが、新規顧客やリピート客の獲得に必死にならなくても
地域に愛される歯科医院になる方法です。。
ぜひ、ニュースレターをご活用ください。